おもちゃ病院ドクター募集中

　基本的に「おもちゃドクター」は技術者（過去経験者を含む）が多く、アマチュア無線や模型など技術を要する趣味を持つ者も少なくありません。
　ここは「玩具修理技術サロン」としての価値も備えています。
１．老後の楽しみとして、ボケ防止として、自らの技術を世間のお役に立てたい。
２．オモチャ大好き！カラクリ大好き！だからこそその仕組みを熟知してモノを治したい。
３．技術を持つ者同士、仲間になってワイワイガヤガヤ、同じ目標に立ち向かいたい！
４．定年退職で時間はある、仕事で培った技術もある。しかし男性主体のボランティア活動が見当たらない…どこへ行けばいいのか？
５．模型や無線などの趣味で嘗て世間に迷惑を掛けたが、今は逆にそれら趣味の経験を世間の役に立てたい。
６．人嫌いで頑固、だけど壊れたモノを一人でコツコツ修理するのは好きだ…こんな俺でも世間の役に立てるのか？
※後半はネガティブに書きましたが…それをポジティブ！に変えられる貴方は立派なドクター候補生。

　「萩原おもちゃ病院」では見学者および仲間を募っています。
１．まずは萩原南こども園へ連絡・相談下さい。職員より概要と次期開催の案内があります。
２．萩原南子育て広場の定例開催時に受付へ連絡下さい。見学を許可します。
３．定例開催に参加すれば正式にドクター登録されます。会員同士、相談しながら随時叡智を働かせてください。
４．活動範囲は下呂市内ですが、萩原町のみならず旧下呂町・小坂町への出展歴があります。

　あくまで我々は「アマチュア」であり、必ず修理しなければならない訳ではありません。無理なものは素直に「不治」判定しましょう。
　おもちゃ病院はドクター（診察・処置）だけでなく事務（会計・書記・広報など）も必要です、事務担当希望者も遠慮は要りません。
　この活動に関与したい方の「駆け込み寺」としての役割を負っていますので、まずは気軽に相談ください。
　おもちゃドクターになりたい方へ：「おもちゃ病院」開催日に来て下されば「おもちゃドクター体験」が可能です。
　在住地は下呂市萩原町在住に限りません（下呂市外から参加するドクターも実在）。
※金山・下呂・小坂在住ドクターの参加も大歓迎！将来地元で立ち上げたい方の相談にも乗ります。

連絡先は以下のとおり。思い立ったが吉日！平日昼間に電話連絡下さい。
１．萩原南こども園（ＮＰＯ法人サンはぎわら）　　０５７６－５２－２５６０　（担当：青木）

※おもちゃドクター養成講座も実施検討中です。実施日直前に萩原南こども園へ一報下さい。
　既に下呂市生涯学習課へ講師登録済ですが実施には団体からの申請が必要です。

　ボランティア男手の受け皿として～壮年男性の引きこもり・ボケ防止も兼ねて。

　現在、岐阜県飛騨地区において「おもちゃ病院」活動団体のある市町村は半数。飛騨市・白川村はまだ存在しません。
　高山市は２００７年からありますが、当の下呂市は２０１３年設立・始動…まだ最近です。
　会員は大半が下呂市萩原町在住。その他はまだ居ません。
※意外にも可児市在住者がドクター参加、もう地域は問いません。

　おもちゃ病院のない都市では「亭主は定年で家に引きこもり、女房はボランティア活動で外出しまくり」パターンが増えています。
　この問題は認知症（ボケ）の一大要因であり、「旦那を社会に引きずり出したい」と考える老婦も増えてきました。
　その受け皿として「おもちゃ病院」が脚光を浴びていることも判明。実際美濃加茂市が典型でドクター応募の際に妻から推薦された方も少なくないとか（関も同様）。
　夫婦ともに参加する事例もあります（愛知県ではザラで、岐阜県は当会が該当）。

※　壮年男子のボランティア受け皿一覧：おもちゃ病院、河川環境整備、児童の交通安全見守り隊etc.(後述)　※

　この話は中濃地区各都市とも共通、美濃加茂市で「おもちゃドクター養成講座」を開催して設立に持ち込んだ講師も支持しています。
　高齢者福祉・生涯学習の場の提供をするのも「おもちゃ病院」の努め。実際"ケボの会"など、ボケ防止を謳う団体も各地に実在します。
　まずは最寄のおもちゃ病院を紹介しますので相談ください。各地とも人材不足ゆえ市町村の壁はありません。

※万一高齢者の引きこもりが認知症などで要介護状態に罹ると、介護費用は莫迦になりません！
　認知症の予防策として、技術のある男性をおもちゃ病院活動へ招致するのは家庭の財政負担軽減にもつながります。

　社会福祉協議会・市民活動センター関係者各位へ：ボランティア男手の受け皿「おもちゃ病院」設立の勧め

　この「おもちゃ病院」は、基本的に児童福祉の部類に入ります。
　児童福祉系のボランティア活動は女性の関わる分野だと思われがちですが、「おもちゃ病院」は男性主体の団体が多くなります。
　原因は昔の中学教育、技術家庭科が男女別だった時代の名残りです。現に可児・みのかもの構成員は男性ばかり。
※根底には「女人禁制の神聖なる現場」意識があるかもしれません…それが前向きに働くなら、男性主体ボランティアを堂々と謳います。
　安全第一を高らかに謳う機械・電気・土木建築（土建）・化学系の現場などに勤務していた人間ならばわかるでしょう。
※本「萩原おもちゃ病院」は例外的に男女比が小さいです。後援するＮＰＯ団体は保育園併営で女性職員が多く、おもちゃ病院会長の奥様も参加…それゆえスタッフは女性複数在籍です。中濃地区の同種団体にはない特徴！

　男性ボランティアの受入枠には、地域河川清掃など力仕事の多い環境系、交通安全パトロールなど安全第一を求められる場合など、男性の特性を生かした活動が多いです。
　男性の確率が高い理工系だと、電気工事士・電気主任技術者・アナログ工事担任者・消防設備士・無線技術者などの有資格者が電気に強いことを活かしてドクター仲間のリーダー・代表・役員になる例が多々あります。［本会顧問は以上国家資格をすべて保有］

　この手の活動がない市町村でも、昨今技術離れした若年層が多く、おもちゃ修理の需要はそこそこあります。
　平成になって市町村合併した場合は旧町村ごとに作るのが理想的。下呂市は金山・下呂・小坂にも作るべし。
　特に木工が得意なドクターが不足、小坂在住ドクターの参加が望まれています。
　日本のモノづくり文化を後世に伝えるためにも、次世代へ技術への興味を芽生えさせるためにも、設立することをお勧めします。
　それ以外に、男性高齢者の引きこもり・痴呆を防ぐ効果があります。引きこもりが原因で認知症あるいは要介護状態となると、医療費負担は莫迦になりません！
　介護費用１名分を下回る費用で運営できる「おもちゃ病院」、できるなら作りましょう！　

品目	個数	重要度	用途
ドライバー（＋，－）	大中小計６本	各自必携	大抵のおもちゃはねじ止めされているので、ねじ回しなくして修理はできない。最低６本１セットは必要、その他ミニドライバー、精密ドライバーなどを揃えれば充分。
ラジオペンチ、ピンセットなど	各１	各自必携	物をつまむのに必要、精密模型工作をするドクターは必ず持っている一品。ピンセットはストレートのほか「つるくび」という先端の曲がったものも使われる。
ニッパー、ペンチ類、カッター、ノコギリ	各１	各自必携	モノを切るときに使う工具。作業性を左右するアイテムなのでドクター各自が持つべし。プラスチック工作経験者であればカッターは数種類欲しくなる。
半田こて、半田、ヤニ、半田こて台	各１	各自必携	電子機器のリード線などを端子へハンダ付けで接続します。ＡＣ１００Ｖ電源を使うものが主流。ヤニの有無でハンダの溶けやすさが変わります。使った後は冷却が必要、半田こて台も忘れずに。電子工作の好きなドクターなら半田吸取器・半田吸取り線も必携となる。
テスター（アナログ・デジタル）	各１	各自必携	デジタルテスターは軽量で携帯に便利、主に配線導通チェックに使う。アナログテスターは重量と極性があり不便ですが、電池チェックモード（抵抗内蔵）で乾電池の電圧測定も可能。(単二型・単三型はプラレール動力車で代用可)
ウエルダー（ホットボンド）	各１	各自	プラスチックの接着・穴埋めに使います。ＡＣ１００Ｖ電源が必要。動くヌイグルミを修理する場合、この接着が使えると大変便利。
ワニ口クリップ端子	４～５本	各自	配線を一時的につなぐ場合に使う。あるとないとでは大違い！クリップは何種類かありますのでそろえてもいい。電子工作の必須品。
電池各種	各種数本	各自必携	単１・２・３・４・５、006P9V、CR2032、LR44…など、用途によって数多くの種類がある。大半は百均で買えるため各自必携。電池ホルダー・スナップもあれば便利。
テーブルタップ	１本	各自	ＡＣ１００Ｖ電源の延長コード、ドクター数やＡＣ電源機器が多ければ複数必要になる。ただし蛸足配線には注意しよう。１つの壁コンセントから取れる電力は最大１２００Ｗが目安。
敷き物・ウエス	１枚	各自必携	机の上を汚さないためにも、各自敷物を持参しよう。ウエスやゴムマットでも結構。
ウエス・布など	１毎	各自必携	この活動は何かと汚れが付き物。布類は用意しておくべし。
前かけ	１枚	各自必携	半田付けなどで服を焦がす恐れがある場合は前かけを使おう。
			あると便利な計測器など
携帯電話機・スマートフォン	１台	各自必携	今や一人一台もっている携帯電話機、これが意外と役に立つ。便利なのがカメラ機能。画像撮影のほか赤外線リモコンの動作も確認可能。スマートフォンであれば動画撮影も可能、ウェブ閲覧・ＳＮＳチェックもできるなど便利。
シグナルインジェクタ	１台	団体	スピーカー故障を判別するのに必要。防犯ブザーや目覚まし時計から部品を転用してもok。
シグナルトレーサー	１台	団体	ラジコン受信機やラジオなど、電子回路の信号判定に使う。
電界強度計	１台	団体	ラジコン発信機の故障判定に使います。盗聴盗撮発見器・受信機などでも代用可能。
学研電子ブロック	１台	あれば便利	学研の電子回路学習玩具、「大人の科学」シリーズで復刻発売された。抵抗・コンデンサ・半導体などの組み合わせで、信号インジェクター・信号トレーサー・音量計・電界強度計…などの電子回路に化ける優れもの。ドクター入門には最適な教材(笑)
直流電源装置	１台	団体	乗用玩具の修理など、電流消費の大きい玩具を修理するのに便利。０～１２Ｖ可変、５Ａ程度あると便利。アマチュア無線家のドクターならば大抵持っている。
ＬＣＲメーター	１台	団体	別名トランジスタテスター、抵抗・コンデンサ・トランジスタなど各種電子部品の特性を測定できる。団体にひとつあれば充分だが、電子工作好きのドクターならオススメの一品。安価で入手可能。高機能型は周波数カウンター・発振器を備え、心強い味方となる。
オシロスコープ	１台	あると便利	信号の波形を観察できる便利な測定器。団体にひとつあれば充分と思われる。現在ミニオシロキットが安価で出回っているので電子工作好きのドクターは個人で持つとよい。
			各種消耗品・ケミカル編
接点復活剤	１本	各自	電子部品の接触が悪くなったときに使います。液が垂れやすいので拭き取るモノを用意しよう。
CRC-556	１本	各自必携	機械部品の磨耗を防ぎ、すべりを良くします。動きが固いモノに使うと便利。出てきた液体は垂れやすいので、綿棒など拭き取るものも忘れずに！
グリス	１本	各自	機械部分の磨耗を防ぐもの。グリスが硬いと動かなくなるおもちゃも結構ある。少量しか使わないので１グループに１本あればよい。
綿棒	５０本	各自必携	接点復活剤やグリスなどを塗布するのに使います。拭き取りにも使えます。基本的に消耗品なので多めに用意しよう。百均などでも売っている。
瞬間接着剤	１本	各自必携	百均販売品からロックタイト４０１など高級接着剤までいろいろ。プラスチック工作必携。使いきりタイプは痛みにくくてオススメ。接着代料金を徴収する場合はこれがお勧め。
エポキシ接着剤	２本１組	各自	二液性接着剤は接着力が強いためよく使われます。パテの代用としても使える優れもの。
木工ボンド	１本	各自	木製玩具を治す場合に必要です。
			部品・材料各種
ギア	各種	各自少数団体	大きさ・山数などで種類が分かれます。少量であれば東急ハンズ等で購入可能。「日本おもちゃ病院協会」からも購入可能、団体にひとつギアセットがあれば十分。
モーター	各種	各自	マブチ製モーターが主流。FA-130,RE140,RE260,RE280の４種類あれば充分。 FA-130はプラレールにも使われ需要も多く、個人でも用意したい。
スピーカ	各種	団体	音が鳴らない理由の多くがスピーカ故障です。消耗品なのでまとめ買いがお勧め(20個以上) 発声玩具には中国製のフィルムスピーカーが一般的。抵抗値は多くが８Ω。一般に21φ,27φ,29φが多く、キーボードは36φ以上のものが使われる。
スイッチ	各種	団体	スライド・タクト・オルタネート・リミットなど、形態により分類され、大きさも数種類ある。入手困難なスイッチ類もあり、「日本おもちゃ病院協会」では会員向け販売もなされている。

プラレール連結器	１パック	各自	鉄道玩具・プラレールには消耗品があり、痛みやすい連結器と動輪ゴムは玩具店でも売っている。団体で保有してもよいが、需要が比較的多いため個人での保有がお勧め。
ネジ	各種	団体	ネジをなくす話はありがちです。予備を用意しておきましょう。ねじ山がつぶれて機能しなくなったネジを交換する際にも役に立ちます。
プラ棒・プラ板など	各種	各自	接着の補強用に、必要になる場合があります。
銅板・銅箔	各種	団体	電極が錆びたときなどの代替に使います。団体によっては端子台も用意しています。
鉛蓄電池	６Ｖ	団体	乗用玩具の故障が多いため団体にひとつ用意したいのが、この６Ｖ鉛蓄電池。放電故障の恐れがあるため半年に一回は充電が必要です。
収縮チューブ	各種	団体	半田付けしたあとの電線保護に使います。使用頻度が低いので団体にワンセットあれば十分。