萩原おもちゃ病院 今後の展開〜広域化と地域間連携について
地域間の連携〜少子高齢化と定住自立圏を見据えて
本会は少子高齢化の波を受け、最近の玩具よりむしろ古い玩具を整備して再使用したい高齢者の修理依頼が多くあります。
アンティーク玩具は可能な限り傷をつけない方針ですので、傷ついてもよいか事前にお尋ねします。それでも直して欲しいと依頼された場合ok。
南飛騨地区は2018年現在ドクター数も修理件数も充実していますが…おもちゃドクターは随時補充体制となっています。
ただ大半が萩原町内のニーズを賄っているに過ぎず、下呂・小坂からの来院もまだ少なめ。
「萩原おもちゃ病院」は萩原南子育て広場の偶数月定期開催のほか、下呂市のイベントや小坂町旧湯屋小学校への出張などで実績を挙げています。
人口の多い下呂町域はニーズもあるはず、下呂地区での広報が今後継続への課題になります。
ただ広報は萩原南こども園との関係が良好でもそれ以上広がっていません。
顧問が公式サイト・ブログのほかフェイスブック・ツイッターなどのＳＮＳを駆使し、インスタグラムも始めたので今後はＳＮＳ広報が課題になります。
twitterは若年層ユーザーが多くママさんへの支持率は今一歩。現在は停止中です。
Facebookは中高年層の支持が高く、おもちゃドクター集めがメイン。ただしスケジュール設定可能なので事前周知は楽です(笑)
Instagramは若い女性の支持を集める画像系SNSなので今後は実地画像アップに注力します。
※LINEは生憎当方使ってません(過去問題がおきているので)。
現在は萩原中心ですが、今後小坂など他地区への水平展開も考えています。
需要は少ないながらも小坂との関係は良好、人材さえ集まれば支部開設は可能と思われます。
おまけ：玩具病院空白地に地元ドクターが複数名在籍しているという前提で、我々が関与して設立にこぎつけるための場所・頻度・人員・支部出張所等の最低ラインを想定します。
こちらは可能な限り支援しますが、設立は決して成功するとは限りません。設立成功しても当面のサポートが必要、当面指南します。
※いずれも日本おもちゃ病院協会に「無医村」扱いされている地域です。
郡上おもちゃ病院（旧郡上郡広域対応）
郡上八幡南部コミュニティ消防センター、年４〜６回、ドクター５名。
郡上市は郡上八幡おもちゃ図書館「ポン太」がありそこで玩具修理も担当している。
おもちゃドクターが１名在籍するも現役世代で活動余力が少ないためＰＲも限定的。中濃南部から応援参加のドクターも年1回が関の山。
ロケーション的には下呂市同様、需要はあるとみた。（関の保有データから逆算）保育園と連係すればおもちゃ修理需要は賄える。
すでに玩具修理需要は関・萩原（和良地区から近い）などへ流れている。食い止めるには広大な郡上市にひとつ必要。
地力がつけば自立可能と思われるので、人員集めで定期活動できる体制を作るべし。
郡上市社協や市民協働センターと組んでドクター養成講座を実施し数ヶ月ほど美濃市で習熟すれば十分だろう。
美濃白川おもちゃ病院
白川町福祉センター白楽園、年４回、ドクター５名
おもちゃ図書館があり修理ニーズもあるのに、地元ドクターが一人も居ない。
現在美濃加茂の年１回出張対応（１名が白川町と縁あり）のみ。ただしドクター人員減で将来が苦しい。
出張がなくなる前に、地元人材を５名以上確保する自助努力が必要。最低毎シーズン（３ヶ月）活動すれば眠っている需要を掘り起こせる。
下呂おもちゃ病院
下呂福祉センター、年６回、ドクター６名
市名とは裏腹に肝心の下呂地区に定期おもちゃ病院がない。人口も萩原と同等で修理需要もドクター供給も十分揃うだろう。
萩原おもちゃ病院も萩原町在住者ばかりで、平成の大合併もまだ旧町域縛りが強い。
下呂地区のおもちゃドクターが数名出現すれば下呂拠点を作れる。５名以上なら任意団体設立も可能。
まず下呂地区の修理ニーズを萩原に持ち込み、全需要の１／３以上にすれば実績として認定できる。
実績をもとに下呂地区のドクターを集め、萩原と組めば十分な形になると推測。
活動ペースは萩原と同等、奇数月が有力。下呂からなら飛騨金山出張も可能だろう。
（飛騨）小坂おもちゃ病院
旧湯屋小学校、年３〜４回、ドクター４名
下呂市小坂町は林業が盛ん、木工を得意とするおもちゃドクターの卵が眠っているはず。
条件は加茂郡七宗町に類似、いずれも国有林があり過去森林鉄道が存在した地域。
旧湯屋小学校の施設存続問題もあり、そこにおもちゃ病院の定期活動場所を作ることで存続を狙うことは可能。
小坂在住の地元ドクターを数名集めて萩原と組めば十分。湯屋温泉の某旅館を味方につければ尚よし。
修理ニーズは少ないが隣町のよしみで「萩原おもちゃ病院小坂分署」と銘打ってもいいだろう。